日本ボレイトの玉井です。
今回は「アメリカカンザイシロアリ」についてです。
「アメリカカンザイシロアリ」は、乾いた木材に含まれる僅かな水分のみで生きていけます。なので乾材シロアリと呼ばれます。
「ヤマトシロアリ」や「イエシロアリ」は地下シロアリと呼ばれ、木材に含まれる水分のみでは生きては行けません。土壌(地下)などからの水分や湿気がないと乾燥して死んでしまいます。
これが、乾材シロアリと地下シロアリの大きな違いです。
アメリカカンザイシロアリは木材の僅かな水分を体内に取り入れるので、水を絞りきってから糞を排出します。アメリカカンザイシロアリの糞は食べた木材の色に依存します。濃い茶色の木を食べれば、濃い茶色の糞を出し、パイン材などの薄い色の木を食べれば、その色の糞を出します。
ACQの様な緑色の木材を食べると、やはり緑色の糞を出します。
ACQは薬剤+酸化銅であり、緑色は酸化銅の色です。
薬剤は5年程度で分解や揮発をしますが、銅はなかなか無くなりませんが、
アメリカカンザイシロアリにはあまり効果がないみたいです。
緑の糞を出しながら、子作りに励んでおります。
ちょっと見づらい写真ですがご覧下さい。
では、また。
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